皆様新年いかがお過ごしでしょうか?
今回はMadam's Lounge第1章の最終回の特別編として
パリ・ロンドンの
ダイアナ妃追悼およびアンティークの旅の様子を
ご紹介しますね。
なお、過去1年間の私のニューヨークの話題をご覧になりたい方は
バックナンバーをご覧ください。
しばらくご無沙汰してしまい、
皆様にご心配をおかけしました。
実は主人の帰任が突然決まり、年末に私も帰国したのです。
大変慌ただしい帰国でしたが、途中
ヨーロッパへ立ち寄り念願のダイアナ妃の追悼を
行いました。
無事帰国後は久しぶりの日本を懐かしく思い、
また変化に興味深々の毎日を過ごしております。
11月末のパリは暖冬のNYよりも寒く、街は冷たい感じがしました。 直前までニューヨークにいた私達には、パリの人々に アメリカ人のようなフレンドリーさがないのも 少し残念でした。パリに住む機会があれば、 印象はまた変わるのでしょうけど。
パリの寒空の中、宿泊したインターコンチネンタルホテルの近くの ホテル・リッツ、そして地下鉄でダイアナ妃の最期の場所となった アルマ橋を訪ねました。
高級ホテルとあって、ホテルの雰囲気を壊さないようにと
配慮して、目立たないながらも
警備体制の厳しさには徹底したものがありました。
ロビーの中を少し歩いてみようとしたのですが、
宿泊客ではないので入口で丁重に断られてしまいました。
NYでは高級なホテルでも余程の格好をしていなければ
こういうことはないのですが、
友達に聞くとリッツも以前は自由に入れたとのことでしたので、
やはり事件以後、警備が厳しくなったのでしょう。
エッフェル塔から見た アルマ橋周辺 |
トンネルの上の モニュメントに 置かれた花束 |
ダイアナ妃を追悼する人々 | ||||||
トンネルの入口 |
事故現場真上にある炎の形をしたモニュメントには
今も花束が置かれており、
ダイアナ妃の追悼の張り紙などもありました。
この場所を訪ねる人は後をたたないようでしたが、
写真を撮る人はいても、皆ほとんどしゃべることもなく、
ただ静かに時が流れている感じでした。
ルーブル博物館以外にもパリには数々の美術館があります。 今回はNYUのアンティークのクラスで教えられた 美術館を訪ねてみました。
モンソー公園近くにあり、貴族の家を
再現したもの美術館だそうです。
調度品はもちろんルイ王朝様式家具で、
フランス人の見学者であふれていました。
ケンジントン宮殿にて | バッキンガム宮殿にて |
ウェストミンスター寺院 の外観 |
ウェストミンスター寺院 の入口 |
葬儀の時に道路を埋め尽くした花束はもう既になく、 ケンジントン宮殿では、静かに門に1束の花束が置かれていただけ でした。 一方バッキンガム宮殿やウェストミンスター寺院はいつものように 観光客であふれており、ダイアナ妃のことは既に過去のこと となったようです。 私は寺院の祭壇の前で妃のご冥福を心からお祈りしました。
サザビーズ、クリスティーズの本拠地は、近代的なビルに あるNYの支店とは違い、歴史を感じさせる建物に あり、よりいっそう貫禄を感じました。 NYとの違いは、どちらも入口近くに過去のカタログが 種類豊富、ジャンル別に安価で売られており、アンティーク趣味の人や 勉強中の学生達が次々と買っていました。 サザビーズにはイギリスらしくティールームもあり、 お土産用の紅茶やシャンパンもありました。 やはりオークションは、ティーとシャンパンを飲みながら 優雅にエンジョイするものなのですね。
サザビーズのすぐ近くにあるアンティークショップで 前号でご紹介したNYでの International Fine Art and Antique Dealers Show にも出展していました。
大英博物館、ビクトリア&アルバート・ミュージアム そして、インテリアの歴史のクラスで使用した本、 "History of Interior Design and Furniture"の 表紙になっていたSir John Soane's Museumなどを 見学してきました。
建築家ジョン・ソーン卿が集めたありとあらゆる物(骨格標本まであります!) が所狭しと並べてあります。本の表紙となった部屋は 思ったよりも小さかったのですが、 大小の凸面鏡が数多く埋め込まれ、とても不思議な感じが印象に残ります。