あこがれのホテル・旅館めぐり
Mme.Chiyoko
No.6
2005年に訪れたホテル・旅館から
訪問日:2005年2月
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2月には雪景色を楽しみたくなり、雪の無い東京から軽井沢へ日帰りで出かけました。雪一面の世界はとても美しく、まずは私も<冬のソナタ>を思い出したのですが、やはり、長く雪の冬を過ごした昔のNYのことが思い出されます。
ランチにでかけた音羽の森ホテルでは、お客様もほとんどなく、静かで暖炉の火が暖かい洋館で、ゆっくりと雪景色を眺めながらのひと時を過ごすことができました。洋館と積もった雪を見ていると、NY時代に戻ったような気分で、とてもなつかしくいろいろなことが思い出されてきます。
家が在ったハーツデールやスカースデールあたりのNYの郊外は、現地の駐在員の間では”NYの軽井沢”とよく呼ばれていましたが、本物の軽井沢の景色を見てまさしくそのとおりだなと思いつつ、暖炉の薪の音と雪の静かな世界に浸っている私でした。
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訪問日:2005年3月
2月の軽井沢の雪景色が忘れられず、3月にも1泊で軽井沢を訪れました。ホテル鹿島の森には夜遅く到着したので食事はせずバーでカクテルを楽しみました。オフシーズンなので宿泊客も少なく、静かな夜にライトアップされた庭の木々を眺めていると本当に心が落ち着きます。
翌朝、レストランで朝食をとりましたが、夜中はライトアップされた範囲しか見えなかったので小さな裏庭と思っていたのが、はるかに広大な庭であることがわかってびっくり。夏ならハイキングができるほどの広大な庭とのことで、これが鹿島の森の由来だったのですね。朝食後は、雪が残る庭をちょっとだけ散策。
雪の残る広大な庭
レストランからも美しい景色が
楽しめます
この日は主人に連れられて、軽井沢スノーパークでスキーをすることになりました。何年ぶりかのスキーでしたが、雪山の景色も格別で、冬の軽井沢ライフを十分に満喫した2日間でした。
訪問日:2005年5月
5月連休は白馬に出かけました。中央道は長い渋滞で朝早く家を出たつもりなのに、到着は夕方となってしまいました。それでも白馬のジャンプ台でリフトに登り、日本のジャンプ選手達の大活躍を思い出した後、白馬東急ホテルにチェックインです。
白馬東急ホテルのロビーはヨーロッパのリゾートホテルのような風格があり、私の好きなスタイルです。
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早朝、目が覚めるとベッドからはカーテン越しに日本アルプスの山々がうっすらと見えるのがわかりました。ベッドから起きてカーテンを開けると、そこには心が洗われるように美しい雪山が静かに並んでいます。
外に出て庭を少しばかり散歩して、ベランダのベンチに座り、この美しい雪山をながめながら小鳥のさえずりを心ゆくまで楽しみました。春間近の雪山と静かな朝の空気は忘れることの出来ないひと時の思い出です。
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ホテルで頂いた観光地図を片手に周辺をドライブすると、白馬を描いた油絵そのままの世界がそこにはありました。
本当に絵になる景色です
桜と白馬連峰
水芭蕉の花が咲いている...♪白馬から帰り、国道脇の湖に咲く美しい桜を見かけ、立ち寄ることにしました。その場所は仁科三湖と呼ばれる3つの湖が並んだところで、一番小さな湖である中綱湖の奥には本当に美しく桜が咲いていました。
桃源郷という言葉が思い出されます
そこはまさしく桃源郷としか言えない素晴らしい景色。桜がこんなに美しいとは。仙人がでてきて声をかけられそうな夢の世界のよう。
訪問日:2005年5月
波乱の歴史を乗り越えて洞爺湖畔の高台に建つホテル、ウィンザーホテル洞爺を5月末に訪れました。1泊2日という短い北海道旅行でも、初めて行く札幌、小樽もしっかり観光しましたので、洞爺湖に着いたのはもう日が暮れた頃。目指すウィンザーホテルが夜霧の中にうっすらと見えると、まるで嵐が丘に出てくる古城のよう。チャイコフスキーの交響曲第4番のフレーズがBGMとして心に流れます。
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ヨーロッパの大型ホテルを思わせる車寄せに到着し、正装したドアマンにクルマのキーを預けて、いよいよ現代のシャトーに入場です。シャトーの中では、巨大なロビーにシャンデリアが灯り、中2階のバーから流れる歌声がホールに響き渡り、幻想的な世界がそこにありました。
現代の古城にシャンデリアが灯り..
幻想の世界に歌声が響く..ウィンザーホテルの楽しみの一つはレストラン選びなのだそうですが、3つ星レストランのミッシェル・ブラスは相当前からの予約が必要とのことでしたので、予約のいらないベトナム料理レストランのカローダイヤモンドを今回は選びました。ベトナム料理といっても、お洒落な中国料理レストランといった雰囲気で、味もサービスも十分に満足できるものでした。他のレストランについては、次の機会としましょう。
デザートはロビーラウンジのカフェでと思ったのですが、持ち帰りができるようでしたので、ケーキは部屋でのんびり頂きました。その後は温泉へ。部屋からかなり歩かなくてはならず、巨大なホテルの割には小さめの温泉ですが、それでも立派なもの。小さなバスタブに浸かるよりは遥かにくつろぐことができます。
さて、翌朝はホテル周辺は再び朝靄に包まれていましたが、爽やかな朝食をホテルダイニングのギリガンズ・アイランドで頂くことができました。周りは外国からのお客様が多いためにインターナショナルな雰囲気が漂います。
レストラン入口には、町のパン屋さんと言っても良いほどの大きさを持つメゾンカイザーのブーランジェリーショップがあり、朝食のパンとしても頂く事ができました。カイザーのパンは前から気になっていましたが、ここで味わうことが出来るとは思いませんでした。
ハープの音色と壮大な景色
爽やかな朝
メゾンカイザーのパン今回は時間がなくて何も出来なかったのですが、ホテルでは色々なアウトドアスポーツを楽しめるようになっています。次回は乗馬でもしましょうか。
このようにして1泊というこのホテルを楽しむには余りにも短い宿泊を終え、ハープの音色を聞きながらウィンザーホテルを後にしました。クルマの窓から再び古城を眺めつつ、バブルの幻を一晩だけ垣間見た、そんな不思議な気持ちを抱きながら。。。
訪問日:2005年8月
8月の旅は伊豆でした。旅館月ヶ瀬は一軒宿ですが、湯量が豊富で25mの温泉プールまで在るほどです。蝉時雨の中、離れの部屋で寛いでいると、日本の夏という言葉が思い出されます。
こんな日本の夏を毎回楽しむことのできる別荘が欲しいところですが、主人には黙っておくことにしましょう。
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夜は花火セット!を宿の方より頂き、久しぶりに童心に戻ることが出来ました。都会では公園でも花火が禁止されていますから、現代では貴重な体験になりつつあるのかも知れませんね。
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翌朝は、近くにある浄蓮の滝を訪れました。暑い夏の日でしたが、滝と山葵畑と川の流れに涼を得たひとときとなりました。
ソウル新羅ホテル
(The Shilla Seoul)
訪問日:2005年10月
はじめてのソウル訪問。泊まるホテルは迷わず新羅ホテルに決めました。ホテルのホームページでは、新羅ホテルを舞台としたドラマ<悲しき恋歌>客室プランが大きく出ておりましたので、このプランを申し込むことにしました。もっとも、私はこのドラマは見たことは無かったのですけど。
羽田空港から金浦空港までは2時間半ほど。金浦空港を使うビジネスマン達はバスを使わないらしく、ホテルまでのリムジンバスがありませんでしたので、タクシーを使うことにしました。途中ソウル名物の渋滞に巻き込まれながらも漢江沿いを走り、30分程でようやく新羅ホテルに到着です。
政府の迎賓館をサムソンが
引き取ったのがホテルの始まり
本館のロビー
韓流ドラマの俳優?のようなレセプショニストと英語でチェックインしているとそこは<ホテリア>の世界(ホテルが違いましたね!)。チェックインの最後に、"We have gifts for you"というので、何だろうと思っていると、パッケージプランに含まれている<悲しき恋歌>のポスターとOSTのCDが出てきました。もちろん、にっこり笑って受け取りましたわ。
客室フロアに上ると、いかつい格好のお兄さんが警備しています。さすがはセキュリティがしっかりしているホテルと思いましたが、ゲストの私達には目もくれず、フロア案内をするなどのサービス精神が全くなさそうです。ここでハタと気が付きました。ホテル入口にTripartite Environment Ministers Meetingという看板があったことを。まさしく当日、日中韓3国の環境大臣(日本からは小池百合子環境相)が新羅ホテルに来ていたのです。国際級ホテルは時々こういうことがあるようですが、いかついお兄さん達は会議が終わった翌日からは居なくなりました。
警備以外の人達は優しく、サービスも期待通りです。ただし、日本語の出来る人は限られているようでしたので、海外旅行に慣れている方は英語を使う方が無難のように思われました。
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宿泊した部屋はコーナーデラックスで、広くはありませんが韓国テイストを感じる落ち着いた部屋です。窓から南山を望むことが出来ました。
ホテル敷地内に巨大な免税店がありますが、そこは新羅ホテルの宿泊者ではない方々がバスを連ねて来ており賑やかです。日本人とは限らず、現地の方も多数居ました。これから海外旅行をする方達なのでしょうか?なお、帰国日に免税店に行った私達は、空港への配送時間が足りないとのことで購入ができませんでしたので、次回は気をつけることにしましょう。
ソウルの旅についてはこちらでご紹介するとして、最終日の金浦空港までの移動は、ちょっと贅沢にリムジンを手配しました。US$50程なのですが、韓流ドラマの中で主人公達が良く乗り回している一見メルセデス風の黒塗り高級車が使われ、車内ではミネラルウォーターとスィート菓子のサービスが付いており、空港までVIP待遇の優雅な気分で過ごすことができます。
リムジンを待っている間、若い女性がロビーから走っていき、恋人?の運転するフェラーリに飛び乗るのを見かけました。ここには、やはり韓流ドラマの世界があるようです。
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