マダムチヨコの
美術館・博物館散策 

No. 1

高木盆栽美術館 東京ステーションギャラリー 東京都庭園美術館
たばこと塩の博物館 野崎家旧宅 閑谷学校
倉敷チボリ公園 うるし博物館 東京国立博物館
  岡山県備前陶芸美術館  

高木盆栽美術館 東京分館  

訪問日:2000年5月


巨大な狛犬がお出迎え


五葉松 銘 千代の松 
樹齢500年

 

BONSAIと言えばそのまま英語で通じるほど有名になった日本の伝統園芸文化”盆栽”とその器”盆器”の美術館が東京・市ヶ谷のオフィス街にあります。
なぜ、こんなところに?と思いましたが、訪れてみて納得。シュレッダーで有名な明光商会の美術館なのです。

大変丁寧な受付での応対の後、まずは、屋上にて、大阪万博に出品された日本一の盆栽(King of Bosai)という”千代の松”にガラス越しにご対面です。そして、屋内展示場で素晴らしい盆栽の数々を間近に鑑賞することができます。また、培養場で、ビルの谷間で大切に育てられている盆栽も見られます。すっかり和の世界に浸った後は、1階にてコーヒー/紅茶のサービスを受けながら盆栽のビデオを見ることができます。落ち着いた1日を過ごしたい人にはお勧めの美術館です。

  東京ステーションギャラリー    

展覧会:ラファエル・コラン展  

訪問日:2000年5月

公式HP: http://www.ejrcf.or.jp/station/index.html

クラシックホテルの一つ、東京ステーションホテルにある東京ステーションギャラリーで開かれていたラファエル・コラン展を訪れました。

東京駅の少し崩れかかった赤レンガを巧く利用したギャラリーの雰囲気と、黒田清輝らの先生でもあったラファエル・コランの描く女性像の気品ある美しさがうまく調和していて印象深い展覧会でした。

  東京都庭園美術館    

展覧会:指輪・ちいさな記念碑の物語 

訪問日:2000年6月

公式HP: http://www.asahi-net.or.jp/~VR6M-FKS/Teien-0.htm

8月初めまで行われていたこの指輪の展覧会は、古代エジプトから現代ものまで、橋本貫志氏の450点ものコレクションを中心に展示されていました。まるでジュエリーの歴史本を実物を目の前にしながら見ているかのようで、これが個人の方のコレクションとは本当に驚きました。

7月に記念講演会があり、ジュエリー勉強中の私も参加し、中世ヨーロッパでは指輪が護符として用いられたことなど、お話を聞きました。講演会には、このコレクションの持ち主、
橋本氏(とても温厚な感じの方でした)も来られ聴講なさっていました。
コレクションにはどのような由来があるのでしょうか?いつかお話を聞かせていただけるとうれしいですね。

さて、今回の展覧会期間中、美術館の庭園に飾られていたデビアス社企画による世界最大の婚約指輪のモニュメント。なんと360万カラット相当のラウンドブリリアントカットは、ガラスとステンレスミラー製。展覧会後は、お台場に展示されていました。


お台場で展示されていた婚約指輪モニュメント
モニュメントに上ると祝福の鐘の音が。。。。

  たばこと塩の博物館    

展覧会:異国の風 −江戸時代・京都を彩ったヨーロッパ 

訪問日:2000年5月

公式HP: http://www.jtnet.ad.jp/WWW/JT/Culture/museum/WelcomeJ.html


公園通りにある入口


門柱の展示


説明板から

渋谷の公園通りにあるたばこと塩の博物館で開かれていた”異国の風 −江戸時代・京都を彩ったヨーロッパ”展を訪れました。
この博物館の前には、明治を代表するたばこ商・村井兄弟商会の芝工場の門柱が飾られています。京都の長楽館は村井吉兵衛氏の別荘だった建物です。
 

  野崎家旧宅    

訪問日:2000年8月


堂々たる長屋門


室内の様子

前述のたばこ商・村井兄弟に対し、こちらは塩田王と呼ばれた野崎武左衛門のお屋敷です。倉敷市児島という瀬戸内海のふもとに野崎家が築いた大庄屋建築の民家がほとんど当時のまま残されおり、御成門や3席の茶室、味噌納屋までもあります。時代劇の撮影もよくあるそうです。

私は水琴窟の音色をここで初めて聞くことができました。

 

  閑谷学校    

訪問日:2000年8月

公式HP: http://www.netforward.or.jp/bizenshi/sight/sizutani/sizutani.htm


広場より閑谷学校をみる


校門


校門


国宝の講堂


講堂でくつろぐ人々


花頭窓

備前焼や備前長船の名刀で有名な備前市にある学問所跡・閑谷学校を訪れました。国宝の講堂を含めて総て屋根瓦に備前焼を用いていて儒学の殿堂にふさわしい落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
また、緻密に組まれたかまぼこ型の石塀も中国の唐風に似て異国風の情緒があります。

訪れたのは蝉しぐれが響く夏の暑い日でしたが、蒼い空に赤い屋根瓦と緑の芝生が目に染みいり、都会の汚れが綺麗に洗い流された気がしました。

 

  倉敷チボリ公園    

訪問日:2000年8月

公式: http://www.tivoli.co.jp/

2年前に開園した倉敷チボリ公園を訪れました。ここの売り物はなんと言っても夜の美しい景色です。今年の夏は、夜9時から広場でサーカスと花火のショーがありますが、舞台と観客席の距離があまり離れてなくて親近感があり、結構楽しめました。

  うるし博物館    

訪問日:2000年7月

公式HP: www2.justnet.ne.jp/~urushi/

こちらは、日光にある(株)小西美術工藝社付属の博物館です。小西美術工藝社は、江戸時代より代々、日光東照宮・輪王寺の漆塗りや極彩色、そして、伊勢神宮の御神宝、天皇ご即位時の大神宝なども手がけられているとか。

  東京国立博物館    

訪問日:2000年6〜8月

公式HP: http://www.tnm.go.jp/

定番の東京国立博物館。今年、博物館の友の会(年会費1750円)に入った私は、常設展や特別展に無料で行けるようになり、この夏は、平等院展やエジプト文明展へ。また常設展では、わりと入れ替えの多い日本画のコーナーを楽しんでいます。

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