Madam's lounge

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第3号[1997/01/20版]

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ホリデーシーズンも終わり、ニューヨークは零下何度の寒い毎日です。 今回は、そんな寒さを一瞬忘れてしまった出来事をお届けしましょう。


カジノ・パーティー

カジノナイトへご招待

パーティー好きのアメリカ人。 友人を自宅での簡単なディナーに招待するものから、テーマを決めて趣向を凝らしたものまで いろいろなパーティーを企画しエンジョイするのがお得意のようです。

さて、私たちは年末一通の招待状を知人一家より受け取りました。 ”カジノナイトへのご招待”とあり、その家のご主人のバースデイを祝うためにお集まり下さいとのこと。 場所は彼らの自宅で、出欠の返事と、出席する人は、”ラッフルギフト”をご持参下さいと 書かれています。なにやらおもしろそう。。。

当日8PM、私たち夫婦は期待に胸膨らませ出かけました。 さて、こちらご主人はアイルランド人、奥様はスペイン人で、パーティーにはそれぞれの親戚、知り合い 約30人集まり、スペイン語と英語の飛び交うパーティーが始まりました。 暖炉のある広いリビングルーム、ダイニングルーム他、一軒家の一階が全て開放され、まずは立食パーティー。 でも、何よりも目をひくのが、2台の大きなカジノテーブル。 今後どんな展開になるのかと、どきどきです。

9PM。カジノナイトの始まりです。 金髪の女性ディーラーが二人、登場。ブラックタイをしめて本格的なゴージャスな雰囲気です。 全員に、$4000づつの ”プレイマネー”(おもちゃのお金)が配られました。 テーブルは、ルーレットとブラックジャック。 好きな方でこれから2時間楽しみましょう、と。 ただし、最後に誰が一番儲けたか競うので、頑張ってねとのこと。。。

カジノは初めての私、まずは簡単そうなルーレットのテーブルへ。 同じように初心者の女性も何人かいて、みんなで説明を受け、いざ勝負! これが、本当に楽しいのです。初対面でも、スペイン語も日本語も話せなくとも、 皆でキャーキャー言いながら、あっという間の2時間です。

11PM。カジノ終了、次はオークションです。 それぞれ持ちよった”ラッフルギフト”がオークションにかけられ、それを自分が儲けた”プレイマネー”で 競り落とすというのです。皆さん、しっかり儲けたのか、どのギフトも値がどんどんつりあがります。 お上品な(?)私たち夫婦は、なかなか競り落とせず、”あれは、ワイン小物に違いない”という 隣の人の一言にまどわされ、その銀色の紙で包装されたものを手にいれました。 早速開けてみると、なんとただのビニールのウエストポーチ!! さっきの隣の人は、無責任にも”値段の高いウエストポーチね!”と笑います。 ま、これもお遊び。皆で楽しめればよいのですよね。 気づくと、もう真夜中。 思い出のウエストポーチと、残ったプレイマネーを手に、グッドナイト。


ウィンター・セール

NY Timesのセール広告

1月は世界中どこでも、セール真っ最中。私もつい、ニューヨークタイムズに掲載される これらいろいろなセールの案内につられ、またまた、マンハッタンへ。 ただ、寒さに弱い私、のんびり外が暖かくなったお昼過ぎにお出かけ。 一足ブーツでも買いましょうと、まずは、ボッタガ・ヴェネタにふらりと入ろうとすると、 ドアマンのお兄さんが、”グッドラック”と声をかけてくれます。??おかしいなア?? と、入り口から一歩入って、ギョっとしました。 なんと、開店後2時間で、もうすでに遅し。人がいっぱいなのに、棚にはあまり商品が残っていません。 ボーゼンとした私は、またね、とお店を後にしました。

このまま帰るのも、と次のお店に立ち寄ると、あらま、先ほどのお店にいらした方々、 日本人の奥様2人組や、エルメスのショッピングバッグをお持ちのアメリカ人の奥様、、、、 皆様同じ行動パターンなのね。 でも、皆様すでに先ほどのお店でお買い物されたとみえ、ショッピングバッグをお持ち。 では、さらに5番街を下って、サックス・フィフスアベニューへ。 靴を探している私は、早速靴売り場へ。 えーっ! またまた、先ほどの奥様達がいらっしゃるわ。 いつも出遅れる私、それでも小さな袋を手に家路につきました。


アンティーク・私のお宝紹介コーナー

外観 扉を開けたところ 底面の紙

本日は、我が家のアンティーク・レコードプレーヤー (Victor Talking Machine製)をご紹介します。 これは、先日 Mechantique の Show (展示会)で購入したもので、1910年代のもので、手回しハンドルで ぜんまいをまき、SP盤を演奏することが出来ます。 音量は、手前の扉を開け閉めして、調整することができます。でも、かなり大きな音がでるので、 閉めたままでちょうどよいです。 音色は、なんともいえないノスタルジックな音がします。

考えてみれば、私達の住んでいるニュージャージーは蓄音機を発明したエジソンがいたところですから、 ニュージャージーは蓄音機の本場なんですよね。私のもニュージャージー製です。

私は、アンティークオルゴールや、自動演奏器、蓄音機が好きで、現在アメリカの "Music Box Society International" のメンバーになっていて、そこから、これらの Trade Show (展示会)の案内や、情報が定期的に送られ てきます。


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