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No.7[1997/05/10版]

[IMAGE] 日本の皆さんはゴールデンウィークいかがでしたか? NYへ旅行された方も多いかと思いますが、 こちらはやっと春そして初夏です。 私の通っているNYU(New York University)のアンティークのクラスも ちょうど今が学期末で、最後のクラスでは 住所交換などをして名残惜しいお別れです。 でも2週間後には夏のコースが始まるので またあらたな出会いが楽しみです。 さて今回はアンティークギャラリー巡り最終回プラス NYおけいこ情報をお送りいたします。


好評アンティークギャラリー巡り その4


この1ヶ月間クラスで合計13ギャラリーを 訪問しました。今回は後半8ギャラリーをご紹介します。 これらのギャラリーはそれぞれの専門分野で 1、2を争うところですが、とても便利な場所にあり お店の方々もとても親切に教えて下さいます。 興味のある方はぜひ見に行かれてはいかがでしょうか?

  1. Berry-Hill (11 East 70 St.) : アメリカ絵画(18〜20世紀)

    入口

    私の大好きな美術館フリックコレクションの隣にあります。 石造りの古い建物もすてきです。フリックコレクションとともに ぜひ訪ねて見てくださいね。

  2. De Rempich (851 Madison Ave. 2階) : フランス絵画・装飾品

    外観 ショーウィンドウ

    マジソンアベニュー70丁目の角、1階には フェレやサンローランのブティックが 入っているビルの2階です。 フランス絵画および装飾品が中心。 まわりはヴァレンチノやプラダのブティックもあり ショッピングの合間に訪ねてみては?

  3. Charles Gracie & Sons (1010 Lexington Ave. @72St.) : オリエンタル壁紙および家具

    日本人にはあまりめずらしくないかもしれませんが、 その昔から西洋人の東洋へのあこがれは はかりしれないものがあったようです。

  4. Beauvais Carpets (201 East 57 St.) : アンティーク絨毯

    めずらしい絨毯や高価な装飾品としての アンティーク絨毯しか取り扱わないそうで 17世紀ペルシャ絨毯から18世紀フランスAubusson絨毯、 19世紀のスイスZieglerなどいずれも15万ドル以上の 品々が所狭しと積み上げてあります。 2階にはこれらの複製品のコーナー、 3階にはアンティーク絨毯の修復コーナーもあります。 ここでは1つ1つ手縫いで修復する過程を見ることができますよ。

  5. Vojtech Blau (41 East 57 St.) : ヨーロピアン・タペストリー

    57St. 入口

    こちらは唯一要予約のギャラリーですが、 16世紀から18世紀のタペストリーを 間近で見ながらそれらにまつわるお話を 聞いているとタイムスリップできます。 驚くことに16世紀のタペストリーでも その保存のよさ、発色のよさは見てみる価値が あるのでは?

  6. Rosenberg & Stiebel (32 East 57 St.) : 18世紀フランス絵画および調度品

    美術館レベルのものしか取り扱わないとのことで 私達が訪れた日も18世紀フランスロココのコモード (commode)、Bernard van Risen Burghの作品をはじめ、 あのポンパドゥール婦人が使っていたというテーブルなど 絢爛豪華な家具が当時と同じように照明を 抑えてある暗い部屋で見せて頂きました。 皆さんもご存知かも知れませんが、 当時へやは昼夜問わず暗く、多く使われている金箔の飾りは この暗さとろうそくのほのかな 明かりのもとで一番美しく見えるように 作られたそうです。

  7. Spanierman Gallery (45 East 58 St.) : アメリカ絵画(19〜20世紀)

    看板 ショーウィンドウ

    フォーシーズンズホテルの裏手にある とても明るく広々としたギャラリーです。 7月18日まではアメリカ印象派の絵画を中心に 展示されています。

  8. James Robinson (Park Ave. at 58 St.) : アンティークジュエリー・シルバー・陶器

    ショーウィンドウ Park Aveから

    7番のギャラリーの2軒先パーク街の角にある とても素敵なお店です。お店の手前は ジュエリーと陶器、奥は銀製品が置かれています。 ジュエリーは1840年以降、ビクトリアンと アールデコのものが中心で順番に見ていくと 時代の流れとともにどのようにデザインが変わったのか わかりとても楽しいものです。。 また奥ではアンティークシルバー製品と 銀のスプーンなどの制作過程も見せて頂けます。


NYおけいこ情報

このような感じでした

茶道を習っている友人からミニお茶会のデモンストレーションに ご招待していただきました。 場所はなんとNY自然史博物館内。 お茶を点ててくださったのは袴姿のアメリカ人の男性、 日本語も流暢で立派でした。 人類の進化を眺めた後にお抹茶。(会場はなぜか原人や猿人の展示の 奥にあったのでした。) この不思議な組み合わせはNYならではなのでしょうか?

シモンチェリー・スミコ先生のフラワーアレンジメントを 習うことにしました。NYスタイルのアレンジメントと テーブルコーディネイトのレッスン、楽しみです。 日本にもクラスがあり、本も出しておられるのでご存知の方も いらっしゃるのでは。 私の最初の作品いかがでしょうか?

いかがでしょう? きれいでしょう?

今月のリンク

入口 裏庭

こちらはNY市内唯一現存する19世紀当初の建物です。 もとは裕福な中流上クラスの商人の家で、Greek Revival様式で そろえられたインテリア、アメリカ家具はすべて当時のままだそうです。 郊外ではこのような名所は多いですが、市内ではめずらしいとか。 ぜひ観光ポイントの一つにどうぞ。また随時ビクトリアン・ティーなど のイベントも行われているようなので要チェックですね。

New York West Side Site

なぜかアッパーウェストだけの情報を集めたサイトです。


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